幸せになれないのはあなたが " 不幸 " を望んでいるから

みなさん

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。

 

ちょっと刺激的なタイトルだったかもしれません。

今回は、現存しているほぼ全ての自己啓発の源流である、

アドラー心理学に触れながらお話していこうと思います。

 

こちらの本の第一夜にとても感動したので、

ここからお話していきますね。

 

books.rakuten.co.jp

 

 

 

あなたは「このまま」で良いのか

この記事を読んで下さっている方の中で、

「自分のことを本当に好き!」

と思っている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

 

恐らく、多くはいないと思います。

そしてそう思わないということは、どこかで" 変わりたい "という気持ちを持っているということ。

 

人気者のAさんみたいになりたい。

お話上手なBさんみたいになりたい。

裕福なCさんみたいになりたい。

...。

思うことは様々あると思います。

 

まず初めに言っておきます。

もしあなたが誰かのようになりたくても、あなたはその誰かのようにはなれません。

あなたは" 誰か "ではないからです。

むしろ、あなたは「あなた」であって良いのです。

 

しかし、「このままのあなた」でいて良いかというと、それは違います。

 

もし心の底からの幸せを実感していないのであれば、「このまま」で良いはずはありません。

立ち止まらずに、一歩前へ踏み出すことが必要になります。

 

アドラーはこんなことを言いました。

大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。

 

他の誰かになりたいと願うのは、与えられたものに注目しているからです。

与えられたものに執着していては、現実は絶対に変わりません。

 

 

あなたは不幸を望んでいる?

あなたが心の底から幸せを実感できていないのは、

あなたが自らの手で「不幸であること」を選んでいるからです。

 

ここでアドラー心理学が人間をどのように理解しているかについてお話します。

アドラー心理学では、性格や気質のことを「ライフスタイル」という言葉で説明します。

すなわち、人生における思考や行動の傾向です。

 

その人が「世界」をどうみているか。また、「自分」をどうみているか。

これらの「意味付けのあり方」を集約させた概念がライフスタイルです。

その人の世界観、人生観という解釈もできます。

「人生のあり方」といっても良いです。

 

アドラー心理学では、このライフスタイルは自ら選び取るものだと考えられます。

「今のあなた」を選び取るのは、およそ10歳前後であると言われています。

 

ただし、このライフスタイルは選び直すことも可能です。

 

ではどうやって選び直すのか?

そんな簡単に変われるわけないじゃないかと思う方もいらっしゃると思います。

 

変われないのには理由があります。

あなたが自らに対して「変わらない」という決心を下しているからです。

 

 

変わる勇気を持つ

いやいや、変われるものなら変わりたい。そう思っている方もいると思います。

でも、それは本心でしょうか。

 

少しくらい不便で不自由があったとしても、" 使い慣れた "ライフスタイルを使い続けた方が楽だと思っているのはないでしょうか。

 

「このままのあなた」であり続けさえすれば、目の前の出来事にどう対処すれば良いか、そしてどんな結果が起こるのか、経験で推測できます。

 

いわば、乗り慣れた車を運転している状態です。

その車が多少ガタがきていても、それを織り込み済みで乗りこなすことができるということです。

 

一方、新車、すなわち新しいライフスタイルを選んでしまったら、新しい自分に何が起こるかわからず、わからないだらけの人生を送ることになる。

 

今よりももっと苦しく、もっと不幸な生が待っているかもしれない。

 

つまり、人は色々と不満があったとしても、「このままの私」でいることの方が楽であり、安心であるということです。

 

ライフスタイルを変えようとするとき、我々は" 勇気 "を試されます。

変わることで生まれる" 不安 "と、変わらないことでつきまとう" 不満 "。

あなたが変わっていないということは、あなたは後者を選択されて今になっています。

 

あなたが心から幸せを感じていないのであれば、それは過去や環境のせいではありません。

能力が足りないからでもありません。

あなたには、ただ" 勇気 "が足りない。

「幸せになる勇気」が足りていないだけです。

 

 

あなたの人生は「いま、ここ」で決まる

どうすればライフスタイルを変えることができるか。

一番最初にやるべきは「今のライフスタイルをやめる」という決心です。

 

もしも〇〇だったらと、可能性の中に生きているうちは、変わることはできません。

なぜなら、変わらない自分への言い訳として、「もしもAさんのような人間になれたら」と言っているのです。

 

例えば、小説家を夢見る人がいるとします。

彼は仕事が多忙で小説を書き上げられず、応募まで至らないということを言います。

はたしてそうでしょうか。

応募しないということで、「やればできる」という可能性を残しておきたいのです。

 

応募して、人の評価に触れ、落選するという現実に触れたくない。

時間さえあればできる、環境さえあればできる、自分には才能がある、という可能性の中に生きていたいのです。

 

そして5年、10年後には、「もう若くないから」「家庭もできたから」と別の言い訳を始めます。

 

応募してみて、落選するならすれば良いのです。

そうすればもっと成長できるかもしれないし、別の道に進むべきだと解るかもしれない。

いずれにせよ、前に進むことができます。

いまのライフスタイルを変えるとは、そういうことです。

 

あなたは「あなたのまま」、ライフスタイルを選び直せばよいのです。

 

アドラー心理学では、「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」と言っています。

自分の人生を決めるのは、「いま、ここ」に生きるあなたです。